メーカー | Moog |
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カテゴリ | アナログシンセ |
発売時期 | 2025年6月 |
価格 | 119,800 円 (税込) ※1 |
Moog Messengerは、「Minimoog Model D」や「Subsequent 37」など伝統的なMoogサウンドの血統を受け継ぎつつ、現代的な音作り・パフォーマンス機能を融合させたモノフォニック・アナログ・シンセサイザーです。ウェーブフォールディング機能やマルチモード・ラダーフィルター、ループ可能なADSR、ランダムシーケンサーなど、これまでのMoogにはなかった革新性を備えつつ、Moog製品としては手に取りやすい価格設定を実現。
32鍵のフルサイズ・セミウェイテッド鍵盤はベロシティとアフタータッチに対応。Moogらしい太く温かみのあるベースやリードだけでなく、複雑で個性的なテクスチャやランダム性のある音作りまで幅広く対応します。ハードシンセ初挑戦の方から、DAWやモジュラーシステムとの連携を重視する上級者まで、幅広い層に強くおすすめできます。
音作りの核となる2基のオーディオオシレーターとサブオシレーターは、それぞれ独立したオクターブ切替やファインチューンが可能。オシレーター2には-7~+7半音のデチューン機能も搭載し、分厚いユニゾンサウンドやインターバルを活かしたリード作りが簡単に行えます。
Moog初となるウェーブフォールディング機能ではSawやSquareなどの基本波形に倍音を加え、より複雑で立体的なサウンドを生み出せます。サブオシレーターも連続可変ウェーブシェイプ仕様で、ベースラインに独特の重みや個性を加えることが可能です。
Moog Messengerのフィルターは、伝統のトランジスタ・ラダーフィルターをベースに、4ポール/2ポールローパス、バンドパス、ハイパスのマルチモード対応へと進化。レゾナンスを高めた際に低域が痩せる従来の課題を解決する「RES BASS」スイッチを新搭載し、どのモードでもMoogらしいファットな低音を維持できます。外部オーディオをフィルターに通して加工することもでき、モジュラー的なサウンドデザインにも対応します。
エンベロープは2基のADSRを搭載し、どちらもループ(再トリガー)可能。LFO的な使い方や複雑なモジュレーションにも対応します。LFOは2基あり、LFO1はテンポ同期・独立モジュレーション対応、LFO2はモジュレーションホイール連動で複数のパラメータにルーティング可能。ピッチ、フィルター、ウェーブフォールディング、PWMなど、幅広い変調先を自在にコントロールでき、音作りの自由度が大きく広がります。
Messengerは64ステップのシーケンサーを内蔵し、パラメータの記録やチャンスオペレーション、ランダム変動にも対応しています。アルペジエーターも多彩なパターンやリズム設定が可能で、ライブパフォーマンスや即興演奏での表現力を強力にサポートします。
プリセットは256スロット(うち240がファクトリー)を用意し、シーケンスも最大256個まで保存可能。直感的なノブ操作と組み合わせて、インスピレーションを逃さず音作りやパフォーマンスに集中できます。
アナログCV/Gate/Clock入出力を6系統、外部オーディオイン、エクスプレッション&サスティンペダル入力、5ピンDIN MIDI、USB-C MIDIなど、現代の制作環境に求められるあらゆる接続方式に対応しています。これにより、モジュラーシンセやDAW、外部MIDI機器との連携もスムーズに行えます。
本体はKORG minilogueよりやや大きい程度のコンパクト設計ながら、重量は約5kgと持ち運びも容易。32鍵フルサイズ・セミウェイテッド鍵盤は演奏性に優れ、ベロシティやアフタータッチによる表現力も抜群です。
仕様 | 寸法:58.5×32.2×9.65 cm 重量:4.95 kg |
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