DeepMind 12は、音響機器全般を手がけるBEHRINGERとしては初となるハードウェア・シンセ、アナログ12音ポリフォニックシンセサイザー です。Roland-JUNO106を出発点としながらも単に過去の名機を再現した類の製品にとどまってはおらず、ワールドクラスのエフェクト搭載、iPadからのリモート・コントロールに対応するなど、アナログでありながら最先端の機能を備えたモデルです。
BEHRINGERといえば、国内では安価な製品のブランドという認知の人も多いかもしれませんが、母体となるのはMusic Groupという多くの技術力のあるブランドを抱える持株会社です。この「DeepMind 12」には、これまでMusic Groupが買収してきたMidas／Klark Teknik／TC Electronicという優れたブランドのアルゴリズムを搭載した高性能エフェクターを内蔵するなど、パフォーマンスが高く期待される製品です。
本機は49鍵盤／12基のアナログオシレーターを搭載した12ボイス／上述した4スロットの高性能エフェクト／32ステップシーケンサー／アルペエイター／Wi-fi搭載など、BEHRINGER初となるアナログシンセですがかなり本格的な仕様となっています。
特筆すべきエフェクトは、TC Elextronic, Midas, Klark Teknikから33以上のアルゴリズムを使用したエフェクトを搭載。中でもTC Electronic譲りのディレイやリバーブといった質の高い空間系エフェクトが扱えるのは大きなメリットです。ディレイ・リバーブの他、コーラス／フランジャー／フェイザー／マルチバンド・ディストーションなどを搭載、これらのエフェクトは同時4つまで使用可能となっています。
1ボイス毎に2基のオシレーター、LFO、3基のADSRジェネレーター、8chのモジュレーション・マトリクス、アナログ・ローパス・フィルター、32ステップシーケンサーを搭載。
指1本でコード演奏ができるChord／Poly Chord機能を搭載。
好みのサウンドは1,024種類までユーザー・プリセットに保存することができます。
USB/MIDI/Wi-Fiいずれかの方法でパソコンのソフトウェアやiOSアプリと接続すると、パラメーターの遠隔操作が可能になります。
デスクトップ・バージョン「Deepmind 12d」もラインナップされています。
| 仕様 | ■コントロール：キーボード、エンコーダー、フェーダー26本、スイッチ33個、モジュレーション、ピッチベンド ■鍵盤；49鍵フルサイズ・セミウェイテッド、アフタータッチ、ノートON/OFFベロシティ ■接続端子：MIDI IN/OUT/THRU（5-pin DIN / 16 channels）、ペダル/CV、サスティーン、USB（typeB）、アウトプットL/R、ヘッドフォン ■寸法：103 x 822 x 257 mm ■重量：8.4kg |
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