メーカー | KORG |
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カテゴリ | シンセサイザー |
発売時期 | 2023年6月 |
価格 | 198,000 円 (税込) ※1 |
wavestate SE/SE Platinumは、KORGが1990年に発売したウェーブテーブル・シンセサイザー「WAVESTATION」をベースに、アフター・タッチ付きの鍵盤や新たなウェーブ・シーケンシングなどの新機能やサウンド、コントロールが追加され、さらに強力なモデルとなったシンセサイザーです。
KORGのハイエンド製品と同等とコントロール能力を実現する61鍵のナチュラル・タッチ鍵盤を搭載し、表現の幅と可能性はさらに大きくなりました。リリース・ベロシティやアフター・タッチにも対応しており、wavestateのユニークなサウンドを指先で繊細にコントロールすることが可能です。またプリセット群もアフター・タッチに対応したものにアップデートされているのも嬉しいポイントです。
そのほかにもピッチ・ベンドやモジュレーション・ホイール、KORG独自のベクター・ジョイスティック、カスタマイズ可能な8つのプログラマブル「MOD」ノブなど、音作りの幅を大きく押し広げる自由度の高いコントロールが多数装備されています。
新たに搭載されたウェーブ・シーケンシング2.0ではタイミング、サンプル、メロディ(ピッチ)が個別のトラックに分かれており、独立してそれぞれをコントロールすることが可能となっています。さらにシェイプ、ゲート・タイム、ステップ・シーケンサー・バリューなどの新要素が加わりました。これらの「レーン」は個別にステップ数やスタート/エンド・ポイント、ループ・ポイントをコントロールしたり、各種コントローラーを用いてモジュレーションさせることも可能です。それぞれのレーンのステップをランダマイズさせることも可能であるなど、プレイヤーのインスピレーションをくすぐるさらに強力な一台へと生まれ変わっています。
それぞれのノブやパラメーターのほとんどはモジュレーションが可能です。さらにモジュレーションの信号にクオンタイズ、スムージング、カービングなどを適用するModプロセッサーも搭載しています。
プログラムは単一での使用はもちろん、4レイヤーまで同時に使用できます。各レイヤーに個別に適用できるパラメータも多く、多彩なサウンドを1台で簡単に構築できます。
またサウンドのエディットだけでなく、ランダマイズ機能も非常に優秀なのが本機の魅力のひとつです。サウンド全体をただランダム化するのではなく、フィルターやエフェクト、ウェーブ・シーケンスのサンプル・レーンなどに絞り込んでランダマイズを使用することも可能です。新たなインスピレーションを得るために使うのはもちろんですが、音作りの一環として取り入れるのも面白いでしょう。
エフェクト群も充実しています。各レイヤーで3系統まで使用でき、コンプレッサーやEQ、フェイザー、コーラスなどの定番のエフェクトをはじめ、トーキング・モジュレーター、マルチバンド・モジュレーション・ディレイ、リバース・ディレイ、ウェーブ・シェイパーなどのユニークなエフェクトや、同社製のシンセサイザー「OASYS」のOverb、VOXのギター・アンプやワウ、マルチヘッドのテープ・エコーなど、ギター系のモデリング・エフェクトも搭載しているという充実ぶりです。こうしたラインナップの多さはもちろんですが、エフェクト1つ1つがレコーディングにもそのまま使える高い品質を兼ね備えているのはさすがKORGと言うべきポイントです。
強力なフィルターが豊富に搭載されているのも本機の大きな魅力です。「MS-20」スタイルのローパス/ハイパス・フィルター、「Polysix」のローパス・フィルターなど実機から抜き出したフィルター・セクションに加え、レゾナント2ポール、4ポールのローパス、ハイパス、バンドパス、バンドリジェクトなどをラインナップしています。さらに独自のマルチ・フィルターを使用すれば、これらのフィルターをミックスして使用することも可能です。
搭載されているサンプル数はオリジナルのWAVESTATIONを大幅に上回り、数ギガバイトにも及ぶ膨大なライブラリとなっています。WAVESTATIONとそのオプションであるPCMカードに内蔵されていたサンプル全てを網羅しているのに加え、Plugin Guruによって製作されたサンプルや「NAUTILUS」、「KROME」などから抜粋されたサンプル、KORGオリジナルの新規サンプルなどが追加されています。
さらにMac/Windows用のアプリケーション「Sample Builder」を用いれば、最大4GBまでのユーザー・サンプルやサードパーティ製のライブラリのインポートが可能です。
これだけの機能を備えているとライブでのオペレーションにも困ってしまいそうですが、その点も抜かりありません。事前に設定した音色を保存し、簡単な操作で切り替えることのできるセット・リスト機能を使えば、ライブでもスタジオでの練習でも快適に音色を変更できます。合間のほとんどない場合の切り替えも想定しており、音を途切れずにナチュラルに切り替えることのできるスムーズ・サウンド・トランジション機能も搭載しています。
通常のwavestate SEと同時に数量限定のPlatinumモデルも発売されています。仕様については通常機と同一ですが、シルバーの筐体を採用したゴージャスな外装はステージでも映えること間違いありません。またステッカー、Tシャツも付属します。
仕様 | ■鍵盤:61鍵(ナチュラル・タッチ鍵盤、ベロシティおよびリリース・ベロシティ、アフター・タッチ対応) ■音源システム:Wave Sequencing 2.0 ■最大同時発音数:120 ステレオ・ボイス ■構成 パフォーマンス:4レイヤー、リバーブ、 EQ レイヤー:プログラム、アルペジエーター、キーおよびベロシティ・ゾーン プログラム:ウェーブシーケンス、フィルター、アンプ、プリFX、MOD FX、ディレイ ■電源:ACアダプター(DC12V) ■消費電力:5W ■接続端子:AUDIO OUTPOUT L/MONO, R, HEADPHONE, DAMPER, MIDI IN/OUT, USB-B ■寸法:1,014(W) x 344(D) x 108(H) mm ■重量:8.6kg |
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