メーカー | BEHRINGER |
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カテゴリ | アナログシンセ |
発売時期 | 2024年11月 |
価格 | 178,000 円 (税込) ※1 |
Behringer UB-Xaは、伝説的なアナログ・ポリフォニック・シンセサイザー「Oberheim OB-Xa」を忠実に再現しつつ、現代の制作環境に最適化したフラッグシップ・ポリフォニック・シンセ。2基のVCOとデュアルVCFを軸にしたオール・アナログ信号経路を持ちながら、16音ポリフォニーやバイティンバル機能、ポリフォニック・アフタータッチ対応鍵盤など、多数機能を搭載しています。
サウンドキャラクターはOB-Xaらしい太く温かみのあるトーンを継承しながらも、MIDIやUSB経由の制御、512プリセット保存、8つのヴィンテージモードなど、ハードウェアの限界を超えた柔軟な運用が可能です。
OBシリーズの歴史を熟知するユーザーにも新たな刺激をもたらす、アナログの芳醇な質感とデジタル制御の利便性を融合させた完成度の高いシンセサイザーです。
UB-Xaは完全アナログの信号経路を採用しており、各ボイスには2基のVCOを搭載しています。VCOはノコギリ波、矩形波、パルス波に対応し、PWM(パルス・ウィズ・モジュレーション)やオシレータシンクにも対応。OB-Xaの設計で使われていたCEM3340チップを基に再設計されており、倍音豊かで安定したオシレーター特性を持ちます。
フィルタ部には、12dB/24dB切り替え可能なデュアルVCFを搭載。並列または直列構成を選択でき、OB-Xa特有の“立体感あるカットオフ変化”を再現します。また、モジュレーションマトリクスを用いて、LFOやエンベロープを自在に割り当てることが可能です。2基のLFO(各7波形対応)と2基のADSRエンベロープに加え、レイヤー音色用のエンベロープ制御も備えています。
さらに16音ポリフォニーを採用し、2音色をレイヤーまたはスプリットで同時に使用可能。OB-Xa/OB-8の操作体系を踏襲しながらも、現代的なマルチティンバー環境に対応しています。
背面にはUSB-MIDI端子、5ピンDIN MIDI In/Out/Thru、ステレオ出力、外部ペダル入力(サステイン/プログラム進行/ビブラート)、およびCV/ゲート対応の端子を搭載。DAWとのMIDI連携やライブ演奏時の外部制御が容易に行えます。
鍵盤部は61鍵セミウェイテッド仕様で、ベロシティとポリフォニック・アフタータッチに対応。演奏者の指の圧力を音色変化に反映でき、OBシリーズでは不可能だった繊細な表現を実現します。また、8種類のヴィンテージ・モード(OB-Xa/OB-8/OB-Xなどのキャラクターを再現)を搭載し、時代ごとのトーンキャラクターを切り替えて楽しむことができます。
512種類のプリセットメモリを内蔵し、ライブやレコーディングで即座に音色を呼び出し可能。ディスプレイと26基のロータリーノブによる直感的な操作性も相まって、ハードウェアらしいリアルタイム演奏の快適さが追求されています。
Behringer UB-Xaは、Oberheim OB-Xaの“復刻”であると同時に、“進化版”でもあります。OB-Xaが1980年代初頭に登場した際、その特徴は豊潤なブラスサウンド、煌びやかなストリングス、パンチのあるリードトーンにありました。これらの要素はUB-Xaでも忠実に再現され、CEM3340ベースのVCOと12/24dB可変VCFによって、あの時代の厚みのある倍音構成を再現しています。
また、上位機種であるOB-8の仕様(より柔軟なモジュレーション、プログラムメモリの増強)も取り込み、現代仕様として融合。モジュレーション・マトリクスやパッチメモリ保存、USB経由のパラメータエディットなど、デジタル制御の恩恵を加えた“ポストOB-8”モデルとも言えます。
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