メーカー | OEKSOUND |
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カテゴリ | イコライザー , プラグイン・エフェクト |
発売時期 | 2024年3月 |
価格 | 34,188 円 (税込) ※1 |
OEKSOUND BLOOMは、入力されたオーディオ信号をリアルタイムで分析し、自動的に周波数バランスを補正する4バンド・トーンシェイパー・プラグイン。従来のEQやマルチバンド・コンプレッサーでは難しかった「素材ごとの最適なトーンバランス調整」を、最小限の操作で実現。ミックスの初期段階で素材を整える用途はもちろん、バストラックやマスタートラックでの最終的なトーン調整にも有効です。
BLOOMのコアとなるのは、入力された信号をAI的なアルゴリズムで分析し、必要な周波数帯を自動的にブーストまたはカットする適応型トーンシェイピング機能です。従来のEQのように特定の帯域を固定的に調整するのではなく、素材の変化や音楽的コンテキストに応じて補正量や対象帯域が常に変化します。これにより、根本的な変更を行っても、素材が自然に聞こえるように調整が行われます。
BLOOMの操作は非常にシンプルです。「amount」ノブで全体的な処理量(エフェクト量)を調節します。amount値が3.0〜5.0程度ではナチュラルな補正、5.0以上で積極的なトーン変化が得られます。amountを7.0以上に設定すると「squash」機能が作動し、周波数依存型の「アップワード+ダウンワード・コンプレッション」が加わります。これは強力なマルチバンドコンプ効果に近く、現代的なアグレッシブさを加えることも可能です。
BLOOMは4バンドのトーンコントロールを搭載しており、各バンドのブーストやカットが可能です。ここでの調整はdB単位ではなく、素材のバランスやキャラクターを音楽的に変化させるための相対的な強調度となっています。例えばローミッドを持ち上げると、他の帯域との関係性を保ちながらローミッドが連動して強調される仕組みです。EQやマルチバンド・コンプと異なり、周波数間のバランスを自動的に最適化しながらトーンシェイピングできるのが大きな特徴です。
BLOOMにはattack/releaseパラメーターが用意されており、補正動作の速さや滑らかさを調整できます。attackを速くすると瞬時に反応し、releaseを速くすると補正からの回復も素早くなります。これにより、トランジェントの強い素材や持続音の多い素材など、ソースごとのキャラクターに合わせた最適な挙動が得られます。また、18dB/octのハイパス/ローパスフィルターや、処理範囲の上限・下限設定、包含/除外モードの切替など、細かな音質調整も可能です。
BLOOMの補正は、必要なときに必要な帯域だけを動的に処理するため、過度なEQやコンプレッションによる「作られた」音ではなく、素材本来の自然な質感を保ったまま明瞭さや存在感を引き出せます。たとえばボーカルの高域を持ち上げても歯擦音が過度に強調されることはなく、ドラムやシンセのアタック感も損なわれません。音のディテールを引き出しつつ、全体のバランスを整えることができるため、ミックスの仕上げやトラックごとの質感調整に最適です。
BLOOMは「normal」「high」「low latency」の3つの動作モードを搭載し、用途に応じて解析解像度やレイテンシーを切り替えられます。highモードはミックスバスやマスター用途に、low latencyモードはリアルタイム録音やライブ用途に適しています。M/S splitやL/R splitにも対応し、ステレオイメージの調整や左右独立処理も可能です。CPU負荷はシステムや設定によりますが、現行のDAW環境であれば十分実用的な範囲に収まっています。
Windows | Windows 10 64bit Windows 11 |
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Mac | macOS Mojave (10.14) 以降 |
仕様 | iLok License Managerを使用したホストマシン本体への認証が可能。 1ライセンスにつき3台までのマシンを認証可能。 |
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