メーカー | SPECTRASONICS |
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カテゴリ | ベース音源 |
発売時期 | 2012/6/30 |
価格 | 24,200 円 (税込) ※1 |
Trilianは、アコースティック・エレクトリック・シンセなど34GB以上の大容量全て最高級のベース音を提供するベース音源。Trilogyの後継機種。ディテールを追求したフィジカルなベースから名機シンセサイザーまで、あらゆるベースサウンドを網羅したベース音源の決定版です。
アコースティック/エレクトリックではハンマリング・オン/プリング・オフやハーモニクス/トリル演奏までを再現でき、弾くたびにサンプルが入れ替わる「ラウンド・ロビン」技術によって自然な同音連打を実現。
またアンプ/マイクとDIアウトをリアルタイムにミックスして音色を作れるなど本物のベースの表現力に限りなく近づいた音源です。
シンセベースだけで333種類を用意、MinimoogやMS-20など王道の名機や、さらにTrilogyの音源も収録しています。
my new gear…
Spectrasonics Trilian
市販のなかでは最強であり、これを越えるベース音源はないといっても過言ではないほどの圧倒的存在感。 pic.twitter.com/N1GeUKKM2z
— 足立タイセイ(Base Shimokita)@機材師 (@FantasticSight) March 1, 2016
Windows | Windows Vista/7 32/64bit対応 |
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Mac | Mac OS X 10.5~10.7 32/64bit対応 |
必要ストレージ | 35GB以上 |
RAMメモリ | 4GB |
仕様 | ■エレクトリックベース:5弦のMusic Man™ Studio Bass、Fender Jazz Bass®、Epiphone™ Retro 60’s Bass、Hardcore Rock 5-string、Lakland™ Rock P-Bass、Chapman Stick® ■シンセベース:Yamaha® CS-80、Cwejman™ Modular、Moog Minimoog™、Little Phatty™、Voyager™、Taurus™ Pedals、Korg MS-20、Oberheim 2 voice、ARP 2600、Roland Juno 60/106、Waldorf Pulse™、DSI Mopho™ & Tetra™、Roland TB-303、SH-101、Metasonics KV-100 Assblaster、SE-1、Omega、ATC-1、Novation™ Bass Stationなど、333種類 |
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SPECTRASONICS Stylus RMX Xpanded
No.71632:SPECTRASONICS Trilian 2017年6月25日
【使用感レビュー】
即戦力になるベース音源が「カテゴリー」「ジャンル」「タイプ(奏法)」など分類されており簡単に検索できます。
気に入った音源に☆マークをつけてレーティング可能なので、次から音源を探すのが便利になります。
とにかく音源が豊富なので、プリセットから曲のイメージを広げるのもオススメ。
ベース音源ソフトによってはスライドなどが別音源になっており、
音源を切り替えて、打ち込まないといけない場合があります。
Trilianには「LIVE MODE」という機能があり、スライド、ハーモニクス、スタッカートなどの
ベース奏法がひとつの音源で鍵盤に割り当てられ、別の音源に切り替えずに作業ができます。
※基本的にエレキベース、アコースティックべースで使用可能。
弾くたびに音のニュアンスが変わるラウンド・ロビン方式が使われています。
DTM作業において強弱の調整や、人間味を出す弾き方は難しいのですが、
機械的ではなく、実際弾いたようなリアルな音を鳴らしてくれます。
またフレットレスベース音源にはあえて音程を不安定にさせる「HUMANIZE」設定や、
「ライン音」「アンプ音」がそれぞれが収録されており、細かいニュアンス調整が可能。
【良い点・悪い点】
Trilianがあれば基本的には他のベース音源はいらないと言ってよいです。
映画音楽で使えるレベルのシンセベースやエレキベースが幅広く揃っており、
様々なジャンルの作曲をしたい方はTrilianを選べば間違いありません。
逆にバンドサウンドをメインに作りたいのであれば、機能の面で「IK Multimedia MODO BASS」がオススメです。
私はベースは弾けるので、シンセベースを揃えたいという理由で購入しました。
もちろんエレキベースの音源も高音質で十分に使えるので、丁寧にカッチリ作りたい場合はTrilianを使い、
粗さや勢いを出したいのであれば、自分で演奏するよう使い分けると良いと思います。
大容量音源はメリットでもありますが、そのため読み込みに時間がかかる音源があります。
私はミドルスペックのゲーミングパソコン(ノート)を使用していますが、
容量の大きい「Trilian AC1 – Full Range All(2346.3MB)」で検証してみました。
・検証パソコンスペック)
CPU:Corei5-4210M(2.60Ghz)
GPU:Gefore GTX850M
システム:64Bit
実装メモリ 8GB
通常時:約7秒
Preview Load ON:約3秒
Lite Version ON:約3秒
ノートパソコンでDTMをする人も増えていますが、標準スペックだと時間がかかったり、
他のプラグインでリソースを使っていると、DAW自体が落ちる可能性があります。
TrilianにはPreview Loadという機能があり、ONにすると負荷が減り読み込みが劇的に速くなります。
ただし若干音質が低下するので、ちゃんと確認したい場合は外すよう注意。
またLite Version機能はラウンド・ロビンなどの音源数を減らし容量を減らすモードですが、
使用できる音色が減るので、Preview Loadをメインで使用すればよいかと思います。
【 最後に 】
Trilianの音源だけで1曲作ってみました、ぜひ参考にしてください。
Cwejman Screamers
Hardcore Finger – Full Range
Na Na Land 1
Stepping up the Smoke
TR-Memorymoog Sync Unison
Wobbling Pavement
※ドラム音源「Addictive Drums(Black Velvet)」使用