メーカー | Zynaptiq |
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カテゴリ | ボコーダーソフト |
発売時期 | 2023年5月 |
価格 | 38,486 円 (税込) ※1 |
Orange Vocoder IVは、ドイツのソフトウェア・ブランド、Zynaptiqからリリースされているボコーダー・シリーズ「Orange Vocoder」のニュー・バージョンです。24種類に増加したボコーダー・アルゴリズムをはじめ、様々な機能がアップグレード/追加されています。
1998年にリリースされた初段Orange Vocoderから数えて今回で4世代目となりますが、これまでのOranger VocoderはMacのAUのみにしか対応していませんでした。しかし今回からWindows/MacのVST2/3、AAXに対応したため、Windowsでも使用することが可能になりました。
まず注目すべきはボコーダー・アルゴリズムの大幅な増加です。前世代のOrange Vocoderでは8種類でしたが、IVでは24種類と3倍にも増加し、さらに表現の幅が広がりました。ウォームでファットなサウンドから幽霊のような不気味なサウンド、破壊的なサウンドまで幅広く用意されており、ユーザーのインスピレーションをくすぐること間違いなしです。
シンセ・サウンドを人間の声を用いて変調させて出力するのがボコーダーの基本的な構造ですが、サウンドの核となるシンセサイザーの部分についても大幅なアップグレードが施されています。
まず、これまではモノラルであったのに対し今回からはステレオにも対応しました。64ボイス・2オシレーターで各コントロールも明快で操作しやすく、独立して駆動させることもできます。搭載されているプリセットも数百種類と膨大であるほか、2種類のリング・モジュレーション、7種類のポリフォニック・ディストーション、ハード・シンク、スルーゼロFM、最大8音まで対応するユニゾン機能、レガート&グライドなど強力な仕様と機能を備えており、シンセ単体としても強力なものに仕上がっています。
また、ピッチ・クオンタイザーとしての機能も備えています。ボコーダーと同時に使用するのはもちろんのこと、単独で駆動させることも可能で、「QUANTIZE」、「SCALE」、「NOTE」、「ENFORCE」、「POLYFORCE」の5つのモードからシチュエーションに合わせた柔軟な選択が可能となっています。特にウェーブテーブルに影響を受けた「ENFORCE」と「POLYFORCE」についてはライブ・パフォーマンスを視野に入れた設計がなされており、ゼロ・レイテンシーの処理が可能となっています。
またプラグインに入力される信号をフリーズさせる(=ONにした瞬間に入力されていた音を無限にサステインさせる)「FREEZER」機能や、ボタンを押すごとに設定がランダムに変更される「DICE」機能など、ユニークな機能も満載です。
Windows | Windows 10以降 Intel CPU(2コア以上)、Intel CPUを推奨、i7以降を推奨 Avid AAX Native Steinberg VST 2.4 Steinberg VST 3 |
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Mac | macOS 10.15.x以降、64-bit Apple Silicon CPUまたはIntel CPU、2コア以上(i7以降を推奨) Apple AudioUnit(AU) Avid AAX Native Steinberg VST 2.4 Steinberg VST 3 |
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