24ポリフォニック対応、iOSアプリ(iPad)では珍しいFM音源のシンセサイザーです。
Reason 専用のソフトシンセ Thor Polysonic Synthesizer の iPad 版。鍵盤/ノブ/ステップシーケンサーを使ってトラックを作っていく形のアプリです。
マニア心をくすぐられる実機に近いインターフェイスに、シンセサイザーに特化しているだけあって、エフェクトやコントロールなどかなり本格的な機能をギュッと詰め込んでいます。
Thor Polysonic Synthesizer
ダブステップやトラップといったジャンルにはかかせないアグレッシブな「ワブルサウンド」を作り出すワブルジェネレーター「Cyclop」のiPadアプリ版です。6つのシンセシスエンジンに10のフィルター、800を超えるプリセット群など、凶暴なワブルサウンドを作りたいならこのプラグインですね。使用アーティストも多く、海外を中心に高い評価を得ている製品です。
Cyclop iPad Edition
アナログ・シンセサイザーの名機をリリースし続けた伝説のブランド「Moog」によるiPadポリフォニック・シンセサイザー・アプリ。
パッドに音階を割り当てられるので、適当に弾いてもそれらしいフレーズになるのが面白いです。タブレットをサウンド・コントロールの3Dモジュラー化、4トラック録音機能を搭載、初心者が使ってもシンセマニアが使っても面白いと感じる独自性を持ったシンセアプリとなっています。
Animoog for iPad
オシレータを自在に組み合わせてマニアックな音作りが楽しめるソフトシンセ「Z3TA+」のアプリ版。即戦力レベルのプリセット音色は全559種類。EDM的サウンドで現代ニーズに応えることができます。
Cakewalk Z3TA+
https://www.youtube.com/watch?v=MLaH5zIG4DM
「XENON」や「ARGON」など音楽アプリ開発で話題となるアプリをリリースしているiceGearから、ポリフォニックシンセサイザーアプリ「CASSINI Synth」です。とことんツマミをいじくって音作りしたい人のためのポリフォニック・シンセアプリ。
一音だけでグイグイ引っ張れるパンチ力、スペーシーな音色にも存在感があります。
オシレーター×3、フィルター×2、アンプリファイア、エンベロープジェネレーター×9、LFO×6、ディレイ×2、アルペジエイター機能を搭載、CoreMIDI 対応、ツマミの画面がやたら多いのが特徴、けど値段は結構安いのでポチりやすいかも。
CASSINI Synth for iPhone
CASSINI Synth for iPad
ドイツの名門シンセサイザーメーカー Waldorf によるiPad専用シンセアプリ。500のプリセット音はさすがWaldorf!と言うべき高いクオリティ。何より3D表示のウェーブテーブルを編集することで自分で音作りを行うことができる本格派っぷり。ネチネチと音作りしたい人にはうってつけのアプリですね。
4トラックレコーダー搭載で、単体で音を重ねて楽しめます。
リード系というよりは和音が美しく聞こえる繊細なトーン、アンビエントなサウンドが特徴です。
Waldorf Nave
「CZ App for iPad」は、1984年に発売されたカシオのシンセサイザー「CZ-101」、ベストセラーシンセ「CZシリーズ」を再現したiPad対応アプリ。
4パートの音源、36種類の波形を使って音作りを楽しむことができます。
CZ App for iPad
壁のように大きいアナログシンセサイザーである Moog Modular、通称「タンス」と呼ばれたハードシンセを再現したアプリ。サウンドは実際にMoog Modularからサンプリングした音を使用、リーズナブルながら本格的なアナログシンセの使い方を体験することができるのが特徴。
TANSU Synth
https://www.youtube.com/watch?v=IhdFceohHSY
iPad専用の本格派バーチャル・アナログ・シンセアプリ
LORENTZ Polyphonic Synthesizer
1969年にEMS社によって製造されたポータブル・アナログ・シンセサイザー「VC3」のiPad専用公式アプリ。暖かみのあるサウンドは70年代に活躍したブライアン·イーノ、キング·クリムゾン、ザ・フー、ピンク・フロイドなどのバンド/アーティストの間で人気があり、レコーディングなどで使用されたサウンド。
iVCS3
伝説的アナログ回路 prophetV を基に設計されたポリフォニック・バーチャル・アナログ・シンセ
alexander smith Professor
https://www.youtube.com/watch?v=vHG2PHhR4KI
Rolandが誇る人気シンセサイザー「JP-8000」をiPadで再現したのがこの「Sunrizer synth」。
2オシレーター、2フィルター、2LFOを搭載とバーチャルアナログシンセらしい構成にリングモジュレーターやホワイトノイズオシレーター、アルペジエイター機能を搭載。
リアルタイムにレコーディングすることもできます。
フィルター/LFO の効き具合・レンジの広さも見事、本格派と呼ぶに相応しい仕上がりです。
Sunrizer synth
https://www.youtube.com/watch?v=ARU5BIS47YQ
iceGearによる、レゾネーター・シンセシスを採用した物理モデルシンセサイザー・アプリ。
Laplace – Resonator Synth
「Addictive Synth」のエンジンを採用、直感的なレイアウトとシンプルな操作性の32ステップ・シーケンサー、6オシレータ搭載のシンセ・アプリ。リーズナブルな価格ながら「4トラック・ループ機能」と「アルペジエータ機能」が搭載されているのがポイントです。
Addictive microSynth
これからiPhone/iPadでDTMを始める人は、まずはDAWアプリの用意をして、シンセ音源などは無料のものから導入してみるといいでしょう。
パッチケーブルでモジュールを接続する昔ながらのアナログシンセの音作りを体験できるアプリ。TANSU Synth も同じようにパッチケーブルを使うことができますが、Pulse Code Modular でも同様それ以上に自由な音作りが楽しめます、無料で。
Pulse Code Modular
Nanologueは、Dawソフト「Cubase」で知られているSteinberg社が提供する無料シンセサイザーアプリ。VST3シンセサイザー「Retrologue」を元に開発されたシンセエンジンは、無料とは思えない強力なバーチャルアナログ・サウンドを提供してくれます。
Steinberg Nanologue
こちらも無料とは思えないクオリティを誇る、iPadのための強力でユニークなアナログ・モデリング・シンセサイザー・アプリ「Launchkey for iPad」。
詳しくは以下のリンクから。
Novation Launchkey for iPad
ヤマハシンセ40周年を記念したiPhone/iPad対応アプリ。「1974〜2014年のヤマハシンセの歴史を読み解く本をアプリにした」というのがベースとなっていますが、新開発のバーチャルアナログ・シンセサイザー「AN2015」を使うことができ、これが本アプリの大きな魅力となっています。
AN2015のサウンド
AN2015の他にも、シンプルなパフォーマンスができるミキサー機能の「Music Remixer」、YAMAHA MOXF6と接続して使える「外部エフェクター」及び「外部アナログ音源」として動作、読み物やニュースといったコンテンツなど、YAMAHAのシンセやアプリ製品についての情報を手に入れることができます。
Yamaha Synth Book
342種類のアルペジエーターを搭載したYAMAHAのシンセサイザー・アプリ。7つのドラムキットと54種類のシンセ音色・リバーブやコーラスなどのエフェクトを使って、鍵盤が演奏できない人でも簡単に楽しむことが可能。YAMAHAらしいクセのない音が特徴です。
Core MIDI対応なので外部MIDI音源の演奏も可能。
Yamaha Synth Arp & Drum Pad
以上、iPhone/iPadで使える本格的なシンセサイザーアプリの紹介でした。上で紹介した他にも無料のDTM系アプリは数多く存在するので、是非チェックしてみて下さい。
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