| メーカー | Roland |
|---|---|
| カテゴリ | 音楽用ミキサー |
| 発売時期 | 2023年1月 |
| 価格 | 33,000 円 (税込) ※1 |
BRIDGE CASTは、ゲームなどの配信やボイス・チャットを用いてのオンライン・ゲームに最適なゲーミング・ミキサーです。ゲームの音声や自分の声などを簡単に調節し、一緒にプレイしている友人や視聴者に快適なサウンドを届けます。
音響機器や楽器の世界では知らない者はいないほどのトップ・メーカーであるRolandですが、本機はRolandとしては初となるゲーミング製品です。ゲーマーの社員のアイデアが存分に生かされており、ノウハウの蓄積という部分での劣りを全く感じさせません。
多機能なモデルであるため全貌を把握しにくいかもしれませんが、本機を簡単に紹介するとすれば「自分の声やゲームの音声、ボイスチャットの音声などの音量を個別に、そして簡単に調節できるミキサー」です。
2系統のサウンド・ミキサーを搭載しているため、自分のモニターと配信用のミックスをそれぞれ個別に用意することができます。これにより、例えばFPSなどの配信であれば、敵の足音をしっかり聞きたい配信者側のモニターにはゲームの音声のみを流し、配信ソフト側にはゲームの音声に加えてBGMや自分の声を流す…などといったセッティングが可能です。もちろん、それぞれの音量の調節やミュートも簡単に行えます。
また、本体にマイクやPCを接続して専用のアプリや本体のノブで調節するだけで簡単に使用できるというセットアップのシンプルさも魅力です。
パネルのデザインは人間工学に基づいた設計が行われており、直感的な操作が可能です。重量もほどよく、デスクの上でもズレにくくなっています。また、入出力の端子はすべて背面に装備されており、見た目をすっきりとさせることができるのも魅力的です。
脱着式のフェイス・プレートを装備しているため、デコレーションなどにも最適です。また、専用アプリからは4つのノブのLEDのカラーを変更することができるなど、ビジュアル面にも抜かりがありません。
XLR端子のマイク入力にはファンタム電源を搭載しており、ダイナミック・マイクだけでなくコンデンサ・マイクも使用できます。また高品位なマイク用プリアンプを搭載しているため、別途プリアンプ等を用意する必要もありません。
ヘッドフォン出力も非常にパワフルで、高インピーダンスのヘッドフォンもしっかり鳴らし切ることができます。もちろん、ヘッドフォン端子はマイクの入力にも対応しています。
プロに好まれるインピーダンスの高いヘッドフォンを駆動可能なパワフルなヘッドフォン・アンプも搭載し、モニター時に聴こえる音も抜群です。またヘッドフォン接続端子はヘッドセット・マイクもサポートしているので、ケーブル一本で手軽にセットアップすることも可能です。
ヘッドフォンの出力のみならず、外部のスピーカーに接続できるLINE出力も装備しています。また、それぞれの出力音量は個別のノブでコントロールできるほか、配信ソフトに送る音声の音量を調節するノブも備えています。
入力した声を変化させるボイス・トランスフォーマーも搭載しています。同社製の「VT」シリーズ譲りの処理で性別や年齢が変わったかのような声はもちろん、エイリアンのような声にまで変化させることができます。
こうした飛び道具的な効果だけでなく、基礎的な音声処理機能も充実しています。音量を揃えるコンプレッサーや各帯域を調節するイコライザー、破裂音や歯擦音をやわらげるローカット・フィルターやディエッサーに加え、エアコンや蛍光灯などの環境音を軽減させるノイズ・サプレッサーや歌う際には便利なリバーブなど、視聴者が聞き疲れしない音環境を整えるのに最適な機能が詰まっています。また、これらのエフェクトはBRIDGE CASTに内蔵されているDSPが処理するため、接続しているコンピューターに負荷をかけることはありません。
「GAME EQ」プリセット機能は、あらかじめそのゲームに向いたイコライザーを設定/保存しておくことで、ボタンで簡単に切り替えて使い分けることができる機能です。保存は最大5つまで可能で、音がゲームの勝敗を左右するバトル・ロワイヤル系ゲームやFPSのプレイヤーをいくつもプレイするようなプレイヤーには嬉しい機能です。
専用アプリ上ではパラメーターの変更や各種設定など、ハードウェアの本体のみではできない詳細なセッティングを行うことができます。また、これらの設定はまるごと保存しておくことが可能であるため、配信やゲームを掛け持ちしているユーザーにもおすすめです。
また、「Roland Cloud」にアクセスし、数千曲の楽曲や効果音、Roland製品によって演奏されたフレーズなどが利用できます。プレイリストの自動再生や本体のボタンへの効果音のアサインなどにも対応しており、簡単に配信に彩りを加えられます。
| 仕様 | ■入力チャンネル：MIC, AUX, CHAT (*1), GAME (*1), MUSIC (*1), SYSTEM (*1), USB (*2) (*1) USB端子の接続設定が「PC」のとき (*2) USB端子の接続設定が「CONSOLE/MOBILE」のとき ■出力チャンネル：LINE OUT, PHONES, MIC (*3), STREAM (*3), PERSONAL (*3), USB(*4) (*3) USB端子の接続設定が「PC」のとき (*4) USB端子の接続設定が「CONSOLE/MOBILE」のとき ■端子 MIC：XLR（ファンタム電源DC 48V、6mA Max） PHONES/HEADSET：ステレオ・ミニ（CTIA、プラグイン・パワー対応） AUX：ステレオ・ミニ（TRRS） LINE OUT：ステレオ・ミニ（TRS） USB：USB Type-C（R） USB DC 5V：USB Type-C ■サンプリング周波数 Windows：44.1kHz、48kHz、96kHz macOS／iOS／その他：48kHz ■信号処理 AD/DA：24ビット 内部処理：32ビット浮動小数点 ■エフェクト MIC：ボイス・チェンジャー、ノイズ・サプレッサー、コンプレッサー、イコライザー、ディエッサー、リバーブ、ロー・カット CHAT：ディエッサー、コンプレッサー GAME：イコライザー STREAM：ディレイ ■音声ファイル再生機能 トラック数：2 データ・フォーマット：WAV（リニアPCM、48kHz、16ビット、ステレオ／モノラル） 最大再生時間：5秒／トラック ■規定入力レベル MIC：-85.5～-10.5dBu（最大入力レベル：+1.5dBu） HEADSET MIC：-58.5～-20.5dBu（最大入力レベル：-8.5dBu） AUX：-10 dBu （最大入力レベル：+2dBu）入力インピーダンスMIC:3.4kΩ HEADSET MIC：1.3kΩ AUX：10kΩ ■規定出力レベル LINE OUT：-4dBu（最大出力レベル：+8dBu） PHONES/HEADSET：-1dBu（最大出力レベル：+11dBu） PHONES/HEADSET：78mW＋78mW（32Ω負荷時） PHONES/HEADSET：35mW＋35mW（250Ω負荷時） ■出力インピーダンス LINE OUT：1kΩ PHONES/HEADSET：10Ω ■電源 USBバスパワー USB ACアダプター（市販品） *5V、1.0A以上供給できるUSB ACアダプターが必要です。 ■消費電流：5V DC、900mA ■対応OS Microsoft Windows 10、Windows 11 Apple macOS 11以上 Apple iOS 15以上 * 本製品は本動作条件を満たす標準的なパソコンで動作を確認しておりますが、この条件下での動作すべてを保証するものではありません。同一条件下でも、パソコン固有の設計仕様や使用環境の違いにより処理能力が異なることをご了承願います。 ■外形寸法：222(W) × 110(D) × 70(H) (mm) ■質量：450g ■付属品 USB 2.0 Type-C to Type-C Cable（2m） USB 2.0 Type-C to Type-A Cable（2m） |
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