Apogee JAM+ギターに特化した超小型かつハイクオリティなオーディオインターフェイス

Apogee JAM+

Apogee JAM+は、ハイクオリティな音質で定評のあるJAMシリーズのスペックを更に向上させ、なおかつより使いやすくなったオーディオインターフェイスです。今回追加された新機能の数々により、プロフェッショナル仕様の音質はそのままに、プロアマ問わず、現代のミュージシャンの求める様々なシチュエーションに対応できるようになりました。

Apogeeのオーディオインターフェイス「JAM」シリーズとは?

Apogeeというブランドにあまり馴染みのないギタリストの方も多いかもしれません。Apogeeは、プロミュージシャン御用達の一流のレコーディング機器メーカーとして、サウンドエンジニアを中心に定評のあるブランドです。
2010年に発売されたシリーズ初代のJAMを皮切りに、ギターをはじめとする楽器用のオーディオインターフェイス業界へ参入。同時期の他社のギター用デジタルインターフェイスと比較しても非常に高音質であった「JAM」は話題を呼びました。

Apogee JAM 96k Apogee JAM 96k

その後発売された「JAM 96k」では、サンプリングレートが初号機を更に上回る96kHzに向上。また初代「JAM」の対応OSはMac/iOSのみでしたが、「JAM 96k」からはWindows上での使用も可能になりました。後継機種である本機「JAM+」では、ヘッドフォン端子の追加など様々な新機能が盛り込まれ、更にユーザーフレンドリーなインターフェイスとなりました。

JAM+の特徴

JAM+ ヘッドフォンを直接繋ぐことができるように。

JAM+は、10*3.8*2.9cmの、手のひらに収まるコンパクトサイズ。従来のJAMシリーズの筐体はプラスチック製でしたが、本機からは精悍な亜鉛ダイカストのボディを採用、剛性が高まりました。金属製の筐体ではありますが、重量もわずか110gと持ち運ぶ際の煩わしさを感じさせません。

これまで筐体サイド部分に備え付けられていた入力ゲイン調節用のノブは前面に移動。加えてゲインコントロールがデジタル方式に変更されたことで、より正確な調節が実現しました。このノブはOverdrive/Cleanモードの切り替えを行うスイッチも兼ねており、操作性の向上にも一役買っています。

ノブの上部にあるLEDとコントロールは、JAM+より追加された「ブレンド機能」のために搭載されています(この機能についての詳細は後述)。さらに、かねてより要望のあったヘッドフォンアウトプット端子も搭載。従来機のように、インターフェイスをデバイスに接続し、そのデバイスからヘッドフォンへ出力する…といったような手間が省けるようになりました。
また、これまでのJAMシリーズの接続には独自のコネクタが必要でしたが、JAM+には一般的なマイクロUSBコネクタを装備。拡張性が高まりました。

JAM+の新機能

本機より「ブレンド機能」が搭載。この機能をLED下のスイッチでONに切り替えることで、楽器の入力音とデバイス側からのプレイバックサウンドがミックスされます。従来の録音方法に加え、ゼロレイテンシーでのモニタリングが可能になりました。

Clean/Overdriveの切り替えも、本機からの新機能。OverdriveモードをONにすることで、アプリケーション上のバーチャルアンプ/エフェクターのサウンドをよりリアルなものへと近づけます。
前機種「JAM 96k」はMac/iOS/Windowsに対応していましたが、iOS/Mac用のものとWindows/Mac用のもの、二種類に分かれていました。JAM+においては、一台でこれら3つのOSに全て対応しています。

Apogee社独自のPureDIGITAL回路によりノイズが除去され、クリアなサウンドを提供。サウンドが更にアップグレードされ、音質とダイナミックレンジが向上。革新的な新機能はもちろんのこと、こういったオーディオインターフェイスとしての基礎的な部分もブラッシュアップされています。また、再生/録音時にモニターする場合も、音楽をストリーミングする場合も、JAM+を接続するだけで、オーディオの再生頻出を大幅に向上させることができます。従来機より搭載されている最大96kHzの高解像度サンプリングレートと豊富なヘッドルームを備えたJAM+は、ヘッドフォンやパワードスピーカーのサウンドをより明瞭で豊かなものにすることでしょう。

JAM+には、Positive Gridから無料でBIAS FX Jamソフトウェアのデスクトップ版が提供されます。このソフトウェアには初期状態から3つのアンプ、6つのエフェクター、その他ペダル等が含まれており、追加でソフトウェアを購入する必要はありません。

JAM+

iRigとの違い

IK Multimedia
iRig Pro I/O

ギター用オーディオインターフェイスの分野で真っ先に名前が挙がるのはやはり「iRig」ですが、そのラインナップは多岐に及びます。用途に合わせて機種を選択できることがiRigの強みであることは確かですが、どれが自分に適するモデルであるのか、悩まれる方も多いことでしょう。その点、一部機種がAndroid端末にも対応している等のいくつかの点を除けば、iRigシリーズに搭載されている機能はJAM+においてほとんどカバーされています。加えてJAM+にはゼロレイテンシー、Overdrive機能、ブレンド機能など、Apogee独自の革新的な機能が備わっており、一台で様々なシチュエーションに対応できるという安心感においては、JAM+が優位にあると言えるのではないでしょうか。


JAM+はギター向けと銘打たれてはいますが、Apogee社の公式サイト曰く他の楽器でも勿論使用可能であり、専用のアダプター(別売)を使用すればダイナミックマイクを使用してボーカル録りもできてしまいます。Overdrive機能によるリアルなトーンがギタリスト達を唸らせることはもちろんのこと、他の楽器のプレーヤーも、96kHzのサンプリングレートとゼロレイテンシー機能によって得られるハイスペックなサウンドに驚くのではないでしょうか。簡便性と革新的な機能、そして圧倒的な音質を共存させることに成功したJAM+は、プロアマ問わず全てのプレイヤーを満足させることでしょう。

仕様 ■動作条件:Mac OS 10.9以降、Windows 10以降
■対応機種:
iPhone X,
iPhone 8 Plus, iPhone 8,
iPhone 7 Plus, iPhone 7,
iPhone SE, iPhone 6s Plus, iPhone 6s, iPhone 6 Plus, iPhone 6,
iPhone 5s, iPhone 5c, iPhone 5,
iPad Pro (10.5インチ) iPad Pro (12.9インチ) (第2世代), iPad Pro (9.7インチ), iPad Pro (12.9インチ),
iPad Air 2, iPad Air,
iPad mini 4, iPad mini 3, iPad mini 2, iPad mini,
iPad (第6世代), iPad (第5世代)
■重量:0.11 kg

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