メーカー | KORG |
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カテゴリ | アナログシンセ , シンセサイザー |
発売時期 | 2025年2月 |
価格 | 187,000 円 (税込) ※1 |
KORG miniKORG 700Smは、コルグが誇る初のシンセサイザーであるminiKORG 700/700Sの魂を現代に再現した、本格アナログ・シンセサイザーです。2021年に限定生産された「miniKORG 700FS」の全機能を継承しながら、よりコンパクトで扱いやすいサイズに再設計。コルグの歴史的名機が持つ太く密度のあるサウンドと、現代のミュージシャンが求める機能性が融合した一台となっています。
miniKORG 700Smは、2021年に発売された限定生産モデル「miniKORG 700FS」の機能をそのままに、鍵盤をスリム鍵盤に変更するなど約86%サイズダウン。重量も5.8kgと持ち運びやすくなり、ライブパフォーマンスにも気軽に活用できます。デジタルモデリングではなく、実際のアナログ回路で再現された名機サウンドが大きな特徴。オリジナルminiKORG 700Sの設計者の一人である三枝文夫氏の指導のもと、コルグのサウンドデザイナーが密接に協力し、可能な限り忠実に当時のサウンドを蘇らせています。
傑出したリードとベースシンセのサウンドは、現代の音楽制作にも完璧にフィットする太さと密度を持ち、クリアで抜けの良いオシレーターサウンドは他のシンセサイザーにはない個性的な魅力を持っています。
miniKORG 700Smの最も特徴的な要素は、鍵盤下に配置された2つのスライダーによる「トラベラー・コントローラー」です。上のつまみがローパスフィルター、下のつまみがハイパスフィルターのカットオフ周波数をコントロールし、これらの位置関係によって音の表情を自在に変化させることができます。
オリジナルのminiKORG 700では、2つのつまみが交差すると理論上は音が出なくなるため、つまみに突起をつけて物理的に交差できない構造になっていました。miniKORG 700Smでは、この突起のないつまみも同梱されており、ユーザー自身で交換することが可能です。これにより、より実験的なサウンドデザインの可能性が広がります。
miniKORG 700Smは、拡張モデルであるminiKORG 700Sをベースにしており、2つのオシレーターを搭載しています。これにより、デチューンによる太いリードサウンドや、リングモジュレーターなどの効果を活用した多彩なサウンドを作り出すことができます。
オリジナルでは技術的制約から実装できなかった機能が多数追加されています:
– スプリングリバーブエフェクト
– ベンドやモジュレーション用のジョイスティック
– アフタータッチ対応鍵盤
– アルペジエーター
– USB端子
– MIDI IN端子
– CV/GATE IN端子
– メモリープログラム機能(サウンド保存用)
これらの拡張により、クラシックなアナログサウンドを現代の音楽制作環境に完全に統合することが可能になっています。
miniKORG 700Smは、コルグで最初のシンセサイザーでありながら、今日でもコルグのシンセの中で最も太く、密度のあるサウンドを誇っています。その特徴的なサウンドは、以下のような特性を持っています:
クリアで抜けの良いオシレーターと象徴的なトラベラーコントローラーの組み合わせにより、非常に表現力豊かなリードサウンドを生み出します。セカンドオシレーターを活用したデチューンにより、存在感のある太いリードサウンドが特徴です。アフタータッチとジョイスティックコントローラーにより、さらに表現の幅が広がります。
太く、密度の高いベースサウンドは、miniKORG 700シリーズの代名詞と言えるでしょう。現代の音楽制作において求められる力強いベースラインを実現できます。フィルターを活用することで、タイトなベースから広がりのあるサウンドまで、多彩な音色をデザインすることが可能です。
2つのオシレーターと独自のフィルターシステムにより、ユニークなシンセサウンドを作り出すことができます。トラベラーコントローラーを演奏中に動かすことで、ワウやミュート効果など、ダイナミックな音色変化も実現できます。
miniKORG 700は元々、オルガンの上に置き、オルガンでは出せない音を補完するためのサブキーボードとして開発されました。この伝統を受け継ぎ、miniKORG 700Smも現代のステージキーボードやエレクトリックピアノと組み合わせることで、演奏表現の幅を大きく広げることができます。
太いリードサウンドや密度の高いベースサウンドは、スタジオレコーディングにおいて貴重な武器となります。USBやMIDI接続により、現代のDAWとシームレスに連携し、本格的なアナログサウンドをトラックに取り入れることができます。また、メモリー機能により、一度作り込んだサウンドを簡単に呼び出せるため、制作効率も向上します。
メイン・キーボードと組み合わせるサブ・キーボードとして活用することで、その真価を発揮します。メインのキーボードでは表現できない特徴的なリードやベースサウンドを担当させることで、演奏の幅が広がります。スリム化された筐体と軽量設計により、限られたスペースでも設置しやすくなっています。
CV/GATE IN端子を搭載しているため、モジュラーシンセサイザーのシステムと連携することができます。これにより、miniKORG 700Smのユニークなフィルターやオシレーターを、より大きなシンセシステムの一部として活用することが可能です。
専用ソフトケースが付属し、重量も5.8kgと軽量なため、ライブパフォーマンスにも最適です。トラベラーコントローラーやジョイスティックを活用した表現力豊かな演奏が可能で、アフタータッチ対応の鍵盤により、さらに多彩な表現が実現します。また、アルペジエーターを活用することで、ライブでのパフォーマンスの幅も広がります。
miniKORG 700Smには、「Ozone Elements」、「Skoove」、「Reason Lite」に加え、KORG Collectionから「miniKORG 700S」ソフトウェア版など、多数の音楽ソフトウェアがバンドルされています。これらを活用することで、ハードウェアとソフトウェアを組み合わせたハイブリッドな制作環境を構築することができます。
仕様 | ■鍵盤:37鍵(スリム鍵盤、ベロシティなし、アフタータッチ対応) ■音域:7オクターブ ■波形:三角波、矩形波、ノコギリ波、コーラス I、コーラス II ■プログラム数:14 ■入出力端子:USB(type B)、MIDI IN、SYNC IN/OUT(3.5mm TSミニフォーン)、CV IN(3.5mm TSミニフォーン)、GATE IN(3.5mm TSミニフォーン)、AUDIO IN(6.3mm TSフォーン)、OUT R, L/MONO(6.3mm TRSフォーン)、ヘッドフォン(6.3mm ステレオ・フォーン) ■電源:AC アダプター(DC12V) ■消費電力:9 W ■寸法(幅×奥行×高さ):641 × 227 × 107 mm ■重量:5.8 kg 付属品:AC アダプター(DC 12V)、トラベラー・ノブ(独立タイプx 2個)、ソフト・ケース |
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