IK Multimedia Pianoverseこれまでのピアノ音源にはないリアルなサウンドを実現したピアノ音源ソフトウェア

IK Multimedia Pianoverse
メーカー
カテゴリ ピアノ音源
発売時期 2023年9月
価格 15,490 (税込) ※1
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Pianoverseは、サンプリングにロボットを用いることで各ノートごとのばらつきを解消し、これまでのピアノ音源にはないリアルなサウンドを実現したピアノ音源ソフトウェアです。エフェクトや空間エンジンも強力なものが揃っており、ピアノ音源の決定版といえるサウンド、機能を備えています。

これまでのピアノ音源の弱点

ピアノ音源をはじめとするインストゥルメンタル系のサンプル音源は通常人間の手による演奏を録音、サンプリングすることによって音源のライブラリを作成しますが、やはり人力であるがゆえ、プロフェッショナルによる演奏であったとしても打鍵の強弱やタッチにどうしてもばらつきが生まれてしまうというのが大きな課題でした。実機のピアノであればドレミファソラシド、となだらかに音量を上げて演奏できるプレイヤーでも、キーごとの音のばらつきの大きい音源を用いるといびつな音量の上がり方をしてしまう…というようなこともしばしばあり、1音1音がリアルであっても細やかなアーティキュレーションを受け止めきれず、結果リアルな演奏にならない、という弱点がありました。
このような点を踏まえて、各ノートの均一化を目指した音源も多く存在します。ですが実機のピアノの打鍵の強さに対するリアクションはキーごとに異なるため、均一化しすぎてしまったことにより、こちらもプレイヤーの表現力が十分に活かされないという問題を抱えることもままありました。

サンプリング・ロボットによる正確なサンプリング

Pianoverseではこれらの問題を解決すべく、専用のサンプリング・ロボットを用いることによってキーごとの打鍵の均一化を実現しています。Pianoverseのためだけに特注のロボットを新たに製作するといった気合いの入りようで、機械的な響きにならないよう人間の指のアフター・タッチなど部分については精密に再現しつつも、打鍵のばらつきを生みうる要素は徹底的に排除されています。
収録にあたってはただロボットを動作させるのではなく、まず各ピアノに最適化されたセッティングを決めるというプロセスから始まります。音色の変化を測定することでピアノごとの特性をキャプチャーし、最もリアルに収録できるパラメーターのセッティングが行われます。

収録に用いられるソフトウェアも新たに開発されたもので、ノイズの混入やクリッピングの有無を常に監視しながらロボットを動作させ、1音1音丁寧にレコーディングを行います。ロボットは非常に精密に造られているため、動作音が入ってしまうこともありません。

サウンド・エンジンのリニュアール、高いプレイアビリティ

Pianoverse:コントロール

これらに加えてサウンド・エンジンもリニューアルされており、ラウンド・ロビンやボイス・マネージメントの見直しが行われています。また弦の響きや蓋の一、ペダル/マレットのノイズなど、細部に至るまでエディットできるパフォーマンス・コントロールも搭載するほか、ハーフ・ペダルやキャッチ・ペダリング、ウナ・コルダといった高度なペダルの操作にも対応しており、演奏性という点でも非常に優れています。
開発にあたっては数年の歳月が費やされており、まさにIK Multimediaの本気のピアノ音源といえるソフトウェアです。現時点(2023年10月時点)ではヤマハ、スタインウェイ、ベーゼンドルファー、ファツィオリの4メーカーのピアノをラインナップしており、今後もさらに追加される予定です。

強力なサウンド・エディット機能

ピアノの音を収録する仮想マイクはインストゥルメンタル・マイク、ルーム・マイク共にEQ/コンプが搭載されており、さらにマスター・コントロールとしてEQ、VCA系のリミッター、ステレオ・イメージを変化させるWIDTHパラメーター、プレイヤー/観客の視点を切り替えるパラメーターなどを備えています。

ピアノの音色がリアルなのはもちろんですが、新たに開発された残響エンジンも要注目です。
コンサート・ホールやスタジオなどのさまざまな空間を再現したルーム・アンビエントが30種類搭載されており、中には氷山、砂漠、火星といった非現実的な空間までもをシミュレートしたものも存在します。


エフェクトについてもディレイやプレート・リバーブといったトラディショナルなものからピアノの音をまるっきり変えてしまうような飛び道具的エフェクトまで合計12種類を装備しており、同時に3種類まで使用できます。エフェクトのスロットはセンド・エフェクト1つ、インサート・エフェクト2つという構成で、エンベロープ2つ、LFO2つの合計4系統のモジュレーション・ソースを用いてパラメーターのモジュレーションが可能となっています。これらの機能を活用すればリアルなピアノ音源としてのみでなく、シネマティックなアンビエントを作り出すサウンドスケープ・マシンとしても使用できる、隙のないソフトウェアです。

Windows ■Windows® (64ビット)
最小:Intel® Core™ 2 Duo または AMD Athlon™ 64 X2 (Intel Core i5 推奨)、8 GB RAM (32 GB 推奨)、Windows® 7 以降。ピアノ タイトルごとに 20 GB のハードディスク容量
ASIO互換のサウンドカード
OpenGL 2 と互換性のあるグラフィック アダプター
サポートされているプラ​​グイン形式 (64 ビット):VST 2、VST 3、AAX
Mac ■Mac (64 ビット)
最小:Intel® Core™ 2 Duo (Intel Core i5 推奨)、8 GB RAM (32 GB 推奨)、macOS 10.10 以降。ピアノ タイトルごとに 20 GB のハードディスク容量
Apple の M1 プロセッサ上でネイティブに動作
OpenGL 2 と互換性のあるグラフィック アダプター
サポートされているプラ​​グイン形式 (64 ビット):Audio Units、VST 2、VST 3、AAX

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