メーカー | IK multimedia |
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カテゴリ | ソフトウェア・シンセサイザー |
発売時期 | 2017年7月 |
価格 | 23,220 円 (税込) ※1 |
Syntronik(シントロニック)は、名機と呼ばれるヴィンテージ・シンセサイザー/ストリング・マシン38機種を、高品位サンプルとIK Multimediaが誇るモデリング技術によって収録、4種類のアナログ・フィルターと38種類のエフェクトを駆使して音作りができるIK Multimedia渾身のシンセサイザー音源です。
本機は17種類のインストゥルメンツ/2,000種類以上のプリセット・サウンドを用意、いずれのサウンドも最良のコンディションの機材から高品位なサンプルを採取し、IKの独自技術DRIFTによってオシレーターの繊細かつ微妙なゆらぎまでを再現、独自技術のアナログ・フィルターによってオリジナルのヴィンテージ・シンセを操作しているかのような感覚で音作りを行うことができます。
音源には4パートのレイヤー、スプリット機能を装備。各パートにはアルペジエーター機能、5つの同時使用が可能なエフェクター・スロットが搭載され、これらを自由に組み合わせて複雑な音声合成/シーケンス・パターンの作成をこのソフトウェア1台で実現することができます。
搭載される17個のインストゥルメンツ(38種類の音源)のネタ元を見てみましょう。
17個のインストゥルメンツ
38種類の音源
サウンドサンプルは合計50GB以上と(2017年時点の製品としては)非常に大容量、Moog、Oberheim、Roland、Yamaha…古今東西のシンセサイザーの名機が一通り網羅されており、博物館さながらの様相を呈しています。これらの音源は独自のDRIFT技術によって、アナログ回路が故に発生する位相/音色/ピッチの微妙なゆらぎを再現、有機的で生々しいオシレーターを実現しています。
さらにIK Multimediaのベース音源「MODOBASS」のモデリング技術が採用されており、
など、独特な動作を行う4種類のフィルターがモデリングによって再現されている他に、デジタル・フィルターも装備されています。フィルターの組み合わせは自由で、アナログシンセの波形にデジタル・フィルターをかけることもできます。オシレーターとフィルターの組み合わせも自由なので、MoogのフィルターにOberheimのオシレーターをパッチングするといった実機では不可能だった動作も可能となっています。
このようにSyntronikでは「サンプル」と「モデリング」を複合的に使ったハイブリット音源となっています。
縦型モジュール・タイプのエフェクト
Syntronikでは、IK MultiMediaでお馴染み「T-RackSシリーズ」や「AmpliTubeシリーズ」譲りの高品位なエフェクト・モデル38種類が収録されています。インターフェイスは縦型モジュール・タイプのランチボックス・スタイルです。
4パートのレイヤー / スプリット
Syntronikは4パートのマルチ音源として動作します。その際、各パート毎にベロシティ・レンジをスプリット設定することもできるので、右手と左手の鍵盤で異なる楽器を演奏するといったことも可能です。単音/和音に対応したアルペジエーター、そしてSampleTankの拡張音源としても利用可能です。
音源を選び、4つのレイヤーを使って音を重ね、フィルターを切り替え、エフェクトをインサートする。ドラムマシンは搭載されていませんが、Syntronikがあればシーケンス・パターンの作成からサウンド・デザインに至るまで1台で対応可能です。
MODO BASSで評価された音源の魅力はそのままに、他社製シンセバンドルと比較してもSyntronikは手に入れやすい価格帯に設定されているのが大きな魅力です。また基本機能が変わらない無料版「Syntronik Free」も同時リリースされているので、まずは音源を試してみたいという人はこちらをダウンロードしてみるといいでしょう。
仕様 | 対応フォーマット:64-bit Audio Units / VST 2 / VST 3 / AAX / スタンドアロン |
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