メーカー | Roland |
---|---|
カテゴリ | シンセサイザー |
発売時期 | 2016年9月 |
価格 | 159,624 円 (税込) ※1 |
AIRA SYSTEM-8は、2014年から発足したRoland「AIRA」シリーズに搭載される独自ACB技術によるアナログ・モデリング・サウンドを装備、同じくAIRAシリーズのシンセサイザー「SYSTEM-1」をベースに、オシレーター波形の追加/新規フィルターが追加された、ハードウェア49鍵盤シンセサイザーです。
モデル名と共にLEDライト含むルックスや機能、内蔵音源とインストールした音源の両方が使える「PLUG-OUT」の概念もSYSTEM-1を踏襲しており、SYSTEM-1の発展系と言えるモデルに仕上がっています。
SYSTEM-8の音源には、アナログシンセの回路の挙動/部品の1つ1つまでをモデリングするRolandの独自技術「ACBテクノロジー」を用いたアナログモデリング・エンジンが採用されています。オシレーター波形はSAW/SQUARE/TRIANGLE/SAW2/SQUARE2/TRIANGLE2といった個性的な波形が用意され、SYSTEM-8自体にクラシカルなサウンドからモダンで過激な音作りまで対応できる強力なオリジナルサウンドが搭載されています。
SYSTEM-8の音源はこれだけでなく、「PLUG-OUT」コンセプトによってRoland往年の名機シンセサイザー「JUPITER-8」「JUNO-106」のシンセエンジンがあらかじめインストールされています。PLUG-OUTは3種類を入れ替え可能となっており、SYSTEM-8の内部音源と合わせて最大4種類のシンセ・サウンドを楽しむことが可能、いずれのサウンドも本体のノブ/スライダーで直感的な操作が行えます。
パフォーマンスモード時、SYSTEM-8の内臓音源とPLUG-OUTシンセサイザーは音色のスプリット/レイヤーによって自由に音色を作成したり。JUPITER-8の音源を本体搭載のポリフォニック・ステップ・シーケンサーで演奏させ、SYSTEM-8の音源でリードトーンを演奏する、といったパフォーマンスも可能です。
続いて本体のスペックを見ていきましょう。
TB-303譲りのローパス・フィルターを含む多彩なフィルターが用意され、それぞれ使い分けることができます。エフェクターはEFFECT(OD/DS/MT/FZ/CR/PH)、ディレイ/コーラス(DLY/PAN/CH1/CH2/FL/DLY+CH)、リバーブ(AMBI/ROOM/HALL1/HALL2/PLATE/MOD)の3つを同時使用できます。「コードメモリー」機能では、コードを記録させ、鍵盤1つ押さえるだけでコードを鳴らすことができるようになります。アナログシンセ特有の経年変化を再現する CONDITION ツマミもユニークな特徴です。
新開発のステップシーケンサーは、和音も入力できるポリフォニック対応、リアルタイム入力も可能な64ステップ・シーケンサーとなっています。さらに本体ノブやスライダーのパラメータ情報を最大4つまで保存でき、カットオフやLFOを刻々と変化させるなど複雑なシーケンスの構築が可能です。
鍵盤数は25鍵盤から49鍵盤へ。4ポリだった SYSTEM-1 に対して SYSTEM-8 では8ポリに。ベロシティ非対応だった SYSTEM-1 ですが SYSTEM-8 では対応するなど、SYSTEM-8 は両手で弾くシンセとして自由な表現が可能になっています。
また内部プロセッサの向上によりサウンド自体もさらにブラッシュアップ、DSPパワーも SYSTEM-1 の約4倍となり、レスポンスも向上しています。PLUG-OUTサウンドも SYSTEM-1 だと1種類しか入れることができませんが、SYSTEM-8 には3種類を入れることができます。ノブやスライダーなどのコントロール系統も大幅に増え、音作りや表現力は飛躍しています。上述の「パフォーマンスモード」も SYSTEM-1 には搭載されておらず、SYSTEM-8 の大きなアドバンテージでしょう。
USBやCV/GATE端子を装備しているので、キーボードプレイヤーにもDAWで楽曲制作を行うDTMerにも最適なシンセサイザーとなっています。
■接続端子:PHONES(ステレオ標準)、INPUTx2(標準)、OUTPUTx2(TRS)、CV/GATE OUTPUT(ミニプラグ)、TRIGGER IN(ミニプラグ)、PEDAL HOLD/CONTROL、MIDI IN/OUT、USB(Bタイプ)
■寸法:W881 x D364 xH109mm
■重量:5.9kg
※当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。